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3月の上旬の1週間は海外に行っております。日記は第二週目からまた再開です。
久しぶりの日記である。この間、東京に行ったりして大阪の自分の書斎に座る時間もなかったので日記を更新で
きなかったのである。
見れば10日間。あっという間である。
先週木曜日に東京に行って友人と代官山にあるイタリアン『レストランテ・ラ・トスカーナ』に行く。
ここは行くのは初めての店であったが典型的な北イタリア風の素材を活かしたシンプルな料理であった。店内の内
装もすっきりとして清潔感が保たれており、給仕のサービスも心地良かった。また上京の折、行ってみたい店でも ある。 ![]()
金曜日のお昼は恵比寿にあるウエスティンホテルの中華に行く。
ここはホテルレストランでは珍しく『顔のある』料理を出す。
つまり高級ホテルレストランにありがちな可もなく不可もなくといった『顔なし・個性なし』の料理ではないのだ。
一度行かれることをオススメする。
夜は六本木の『クリマ』でお仕事。
その前に六本木交差点近くの『ジリオーラ』というイタリアンで独りでかる〜くお食事。
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クリマではJTBの栗林さんが同僚の方をお連れして私をまっていてくれた。。いつもありがとう栗ちゃん!
また別のお客さんがドンペリのエノテーク85年とオーブリオン75年を開けられたのでそのおすそ分けをいただく。
ドンペリはともかくオーブリオンもまだまだ力強い!この年のこのワインそのもののポテンシャルが深いことを思い
知らされる。う〜ん。思わず頷いてしまう・・・。
土曜日夕方。昨夜の栗林さんと渡辺さんといっしょに写真家・山内順仁さんに会いに行く。山内さんについてはま
た別記でご紹介するが凄い人だ!特に男性の肖像写真をとらせたらピカイチ。タイガーウッズやヒクソン、尾崎 豊、河村隆一などなど・・・。その男の持っている内面のセクシーさをよく捕らえている。
夜は西麻布の『ミスティ』でお仕事。今回は「ボルドーの格付け」といったテーマでマスターの佐々木さんは5級のワ
インから順にタルボ・ラグランジェ・ラフィットなど計6本を用意してくれた。 ![]()
その後、また佐々木さんと一緒に例の『エスペランセ』に行く。まあ、バルザック的というか書くことのできない爛熟
したなが〜い夜が始まった。[深夜0時から朝の6時まで]
店内ではクラシックのピアノとシガーの煙が静かに流れており、時折私のリクエストでボサノバをかけてもらったり
する。 ![]() ![]() ![]()
翌日は『エスペランセ』のマスターN氏に下北沢にある『小笹寿し』でご馳走になる。
典型的な江戸前のお寿司で、私はここがとても気に入った。東京では四谷にある『寿し匠・花や与兵衛』によく行く
がそのCPを考えたらこの店はとても安いと思う。半値で満足できるからだ。N氏がなぜこの店に私を連れて行って くれたかよく理解できた。
大阪に戻ってきてから大地真央の『椿姫』を観にいく。オペラでは馴染み深い作品だが、演劇で見るのは初めてで
あった。さすが栗山演出、よくできた作品であった。大地の演技に求道者の姿を見たような気がした。元光ゲンジ の赤坂くんの演技もよかった。
その帰りに松竹座の裏にある焼肉『なか田』に行く。東京の青山に支店を出したのでご主人はあいにくとお留守で
あったがここの肉は相変わらずうまい。それに7種類の塩の選択は面白い。 ![]()
2月18日水曜日
今日は福岡から私の後援会の会長、片本邦さんが帰ってくるので久しぶりにご飯を食べることにした。
彼女の思惑は『鮨吟』であったが今日はあいにくの水曜日、鮨吟はお休みである。しかたないから私の提案で
ミナミの魚彩『まん月』に行くことに決めた。初めてであるが、鮨吟の林さんやながほりの中村さんから話は聞いて
いる店である。それに鮨吟でもここのご主人は一度お会いしている。
まず、超いそがしカウンターに座ると、ご主人がアンコウのキモをススメル。アンコウは最近、ボストンや中国産の
脂ギトギトのものが多く出回っているがここのは国産で、まずその色艶に驚かされた。まるでカワハギやふぐのよう にピンク系の白色である。プルルンと弾力が強く、見ていて食欲をそそられる。
そのアンキモを生のまま薄切り、そして焼き肉屋のようにゴマ油塩で食べた。ほんとうに感動!美味いなんてもん
じゃない!いつもはポン酢の味に慣れさせられている我々だが、また違った品のよいこってり風味に魅了させられ た。お酒は宮崎の芋焼酎のロック。続いてお刺身の盛り合わせ。さより、関サバ、よこわの3種である。希望的に言 えばもう少し量的にも豪華なほうがよかったが、後も先もしらない初めての店、後に希望を残しておこうということで 残りを矢継ぎ早に注文した。
続いて蟹みそが出てくる。気軽に注文したつもりだが目の前にあるネタケースに横たわっているズワイの頭をもぎ
取って出してくれた。これこそほんとうの蟹ミソである。これの味の濃厚なこと!季節ですな・・・。
続いて鰈の味噌漬けの焼き物、牛テールの醤油焼き、ばってらが出てくる。この間に私は立山、芋焼酎を水のよう
に飲んでいる。
いわばこの店は男の料理!という感じである。
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この店の近くにワインバー『PINOT NOIR』があったのでここで飲みなおすことにする。
ワインはシャトーマルゴーのセカンド、パヴィヨン・ルージュの2001年である。まだ若いワインであったがそれなり
にボルドーの風格を備えていた。邦ちゃんと途中から加わった彼女の姪のりえちゃんと会話に花が咲いた。 ![]()
大阪の私の事務所近くで美味しい串かつ屋さんを見つけた。名前は『PANKOTEI ING』まさしくパン粉の亭進
行形なのだが、蓋を開けてみればここはたいへんお値打ちで味がよい店だ。今夜は友人の新聞記者H君と焼き鳥 の『あやむや』にいく予定であったが、平日の9時半を過ぎても満員。入れなかったので前々から存在は知ってい たこの店に決めた。いわば冒険でもある。
串かつではいつも私のワインの師匠である水野さんの『六角燈』に行くことにきめているが、ここは『六角燈』には
ない串かつそのものの面白さがある。約30種類の串の素材はよく吟味されており、その工夫や創作力には脱帽 であった。もちろん串かつ屋でいうところの定番メニューである海老やカレー風味の肉詰めレンコンなども充分お いしくいただける。しかし、私がおかわりしたのはいちばん最初に出された牛肉のシャトゥブリアンの串かつ。なん でも黒毛和牛ヘレ肉の最高部位だけを使っているそうな。口に入れたとたんとろけるような美味しさ。これが1本3 50円なら安いと思える。私が食べた串の数は全部で20本ほどであった。少し食べ過ぎたかな・・・?
ワインは1本3400円のルイ・ラツゥール社のシャルドネをいただいた。シャルドネの香ばしさがよく引き立ってい
る。またこれをまるで水のように呑んでしまった・・・。ここの本店はすぐ近くにあるらしいが12席のこじんまりとした この支店もなかなかしっくりとして落ち着く。また行きたくなる店である。値段ももちろんお手ごろ価格。 ![]()
イケメンのお兄ちゃん2人で颯爽と揚げてくれる。動作に無駄なく愛想もよく気持ちのよい対応。女性客が多いのも頷ける。
写真を撮るためにわざわざ消していた看板を点けてくれた。
さて、食べる話ばかり書いているような気がしたからここで話題をかえることにする。
お昼に梅田のジュンク堂書店でまた3時間ほど時間をつぶして本の世界を旅したのだが、欲しい書籍が山のよう
にある。昔からその人の本棚をみればどんな考えをしているのか、どんな精神状態なのかよくわかると言われるが 私の場合はほとんど語学・音楽・食べ物・政治・経済に限定されているような気がする。それと参考にする辞書や 資料本も。
今回買ったのは次の4冊である。
ご存知、俳優の山崎努さんの『リア王』の稽古ノート。
普段は見られないまさしく役者の舞台裏を窺い知ることのできる参考本。
役作りから台本の勉強の仕方など事細かく書かれてある。
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昔からこのシリーズは大好きで愛読している。
特に京都に住んでいたのでリアル。
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お昼はゆったりと近くのイタリアン『VINIVINI』に行く。ここでツナとオイルサーディンのトマトソースパスタを食べる。
赤ワインが欲しくなったが昨日の事もあり今日はやめにした。 ![]()
左からサラダ・ツナとオイルサーディンのパスタ・エスプレッソ しめて1000円です。お得な感じがいたします。
久々に映画でも観にいこうと思い、あれこれ迷ったが前から観たかった『ロード・オブ・ザ・リングパートV』にした。
遅めの時間帯を選んで、席は指定席であった。今の新しい映画館はこの方式らしいが、これはなかなか便利。
学生割引もしっかり使って1500円。こんなときだけ私は学生になる。
この映画、パートT・パートUと観てきたがなかなか金のかかった作品である。特にこのパートVは圧巻である。
CGをふんだんに使って、もはやここまでくるとなにが現実でなにが作り物かわからなくなる。それくらいリアリティさ
が感じ取られるのだ。俳優たちも上手いが、困ったことに観ているうちに人間関係がわからなくなってくる。私の頭 が悪いのだろうか?みんな髪の毛が長く髭を生やしているから???となっているうちに話がどんどん進んでい く。ストーリーの最後は少しくどいような気もしたがあっという間の3時間半であった。私は字幕スーパーで観たが
オススメは日本語吹き替えのほうがよいだろう。
しかし、ハリウッドのこのような大作を観た後は小津安二郎の『東京物語』か『秋刀魚の味』が観たくなってくる。
ちょうどヘビーなフレンチを食べた後に鯛茶漬けが恋しくなるのと同じ原理だろうか?
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今日は私にとって久しぶりの休日。藤本統紀子さんが深緑夏代先生と一緒に大阪ブルーノートでライブをされると
いうことなので竹山社長と一緒に出かけた。ブルーノートは満員であった。さすがは深緑先生と藤本先生。また彼 女たちの親衛隊が凄い!
16時30分。会場を出てから竹山がどこかでワインくらい1杯飲みましょう!といつものように言い出したので梅田
ハービスにあるエノテカに行くが、今日は試飲会があったらしくその後片付けをしており、ワインは飲むことができ なかった。
仕方なく二人でうろうろとしているうちにハービスの隣にあるリッツのワインバーに入ることにした。
ここはなかなかお洒落なワインバーである。行けばお客さんで一杯であった。かろうじて座ることができ、竹山はフ
ードメニューを、私はワインメニューを担当して、最初はイタリアの白ワイン『ピノ・グリッジョ』のブルボトルを注文し た。やはり日曜日の午後には白が呑みたくなります。はじめシャブリにしようかと迷ったがいちばん安いシャブリが 12000円だったので断念。ワインの原価を知っているだけに辛いです。[つまり貧乏性なんです]
フードはディル風味のスモークサーモン、クアトロフォルマッジョのピザ、クラブハウスサンドの3品。
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左のスモークサーモンはよくディルの香りがたっており白ワインにぴったりであった。しかし、肝心のサーモンが少し塩辛かったのが残念で
あった。右のピザはもう少しチーズを多めにして欲しいかな。生地は厚めであったがこの後に呑む赤ワインに良く合っていた。
最初のサーモンを食べ終わるかというとき、もうすでにピノ・グリッジョはグラス・ボトルから底をつき始めていた。
当然のように次は赤ワインをボトルで注文する。今度はソムリエールの松下さんオススメのワインを持ってきてもら
う。 ![]() ![]()
18時30分。なんかとても酔っ払った。そりゃ2本もボトルを開けたんだから酔うわな。
家に帰ってしばらくベッドで横になる。気持ち良い。ぐっすり眠れた。
そうしているうちに友人から電話がかかってきて、いっしょに食事でもどうかと誘われた。
また懲りずにホイホイと出かけていきました。今度は東通り商店街。ここで焼肉を食べる。いや〜ほんとうに焼肉
は久しぶりである。昔は1週間に1度は必ず通っていたが、最近は1年に4回ぐらい?かな。
行きつけの店も決まっていて私は新地の『遊山』。ここの肉は最高!でも、今日は日曜日なので『遊山』お休み。
仕方なく『本陣』という店に行く。でも値段も手ごろでうまかった。ここはお庭が見えてお座敷で食べることができる
ので仲間とワイワイやるのに良い店だ。なんだか風情が京都にある焼肉屋さんみたいである。 ![]()
この後、友人たちとカラオケに行く。カラオケ???そう、私はよく日ごろから「なんで金払って歌わなあかんね
ん!」と言ったりわめいたりしていますが、本当はカラオケ大好きなんです。いや〜今夜も深夜の3時ごろまで歌い ましたよ。どんな曲を歌うかって?それはナイショです。一度いっしょに行きましょう!
おかげで今朝も早起きである。
5時に目が醒めてこの独り言と格闘しているのだ。
それに昨日、梅田のヨドバシでデジカメを買ったものだからうれしくてそれを持って朝食をホテルに食べに行く。
うちのすぐ近くにはウエスティンホテルがある。
個人的にここの朝食バイキングは凄く良いと思う。もちろんリッツもいいがここのほうが近いからよく行く。
今朝は週刊誌の文春を持って独りで行った。
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ごらんのようにビュッフェであるがたいへん豪華である。写真だけでは何かよくわからない?
とにかくたくさんの種類があって多めに食べてしまうのが難点である。でもとっても気持ちを優雅にしてくれて、1日
のスタートにはこの朝食は良き応援団あることは間違いなしです。ただし、ダイエットしている人にはオススメできま せんな。
今朝は6時に目が醒めた。MBSラジオ『さてはとことん菊水丸』に出演するためだ。菊水丸さんはご存知、河内
音頭の家元。私の知り合いのソムリエ、大江さんの同級生といったご縁で、私のラジオ番組の最初のゲストに来て いただいた。
今日の番組はイタリアをテーマに菊水丸さんが語るということで私はカンツォーネを1曲スタジオで生で歌うと言う
運びとなっている。そこで午前11時に歌うとなればその5時間前には起きなくてはという使命感と責任感に燃えて 実行したのである。
竹山に迎えに来てもらい、MBSに入ったのが10時半。浜村淳さんに挨拶などして11時6分にスタジオに入る。
スタジオはいつものβスタジオ。なんか落ち着く。
菊水丸さんはじめアシスタントの和泉さん、ギターの上田さんと皆さん親切にしてくださり和やかな雰囲気で番組は
進行した。変わったところでは美空ひばりの『帰れソレントへ』をレコードでかけたりした。
これは菊水丸さんのコレクションレコードらしい。すごい珍品!
何とか無事に番組も終わり、私の番組のディレクターでもあります山田さんといっしょに食事に行った。
今日から画像入りです。和泉さん撮影
午後2時にドラムの中嶋俊夫さんのところでドラムを叩かせてもらった。リズム感養成のための訓練である。
先生はいろいろなリズムを奏でてくださり勉強になった。
今夜は久しぶりに家で夕食を作る。記すほどモノのではない。
ゆったりと風呂に入り、お酒も飲まず早めに床に就いた。
今日は昔で言うところの紀元節。そして、わが歌の友人・藤本統紀子さんの誕生日である。そして彼女の古希を祝
う会が大阪のハイアットリージェンシーホテルで開かれた。以前からそれに出てなにか祝歌を1曲!と藤本さんか ら仰せつかったので恐れ多くも出席させていただいた。昼過ぎに後援会の片本さんと社長の竹山が正装して迎え に来てくれる。片本は宝塚のスターみたいに黒のタキシードで颯爽と、竹山は新地のクラブのママよろしく高そ〜な 着物のいでたち。二人とも貫禄充分!二人に拉致されるかのようにホテルまで連れて行かれ、ひたすら
リハの時間を待つ。するとそこにまず異様な雰囲気の男が一人現れる。ロックシンガーの内田裕也氏である。金
髪に染めたなが〜い髪を靡かせ、メタルのサングラス、白のシャツにロングの黒コート。なんかまさしく芸・能・ 人!って感じです。近づいたら殴られそうな雰囲気だったので、彼のリハを端のほうで自分の気配を消して聴いて いた。でもなんで内田裕也氏がここにいるの?と内心疑問に思っていたが、藤本さんとはなが〜いお付き合いらし い。
でもこのパーティは最近稀に見る凄いものであった。まず当然のように関西の有名人がたくさん集まった。
藤本義一先生は当たり前のこと、コシノヒロコさん、ギターの高橋キヨシさん、シャンソンの大御所・深緑夏代
先生、奈良に住むちあきなおみの作曲で有名なN氏、放送作家の新野新、その他関西で有名なシャンソン歌手の
先生方。総勢270名。ハイアットのいちばん大きな宴会ルームを晩餐会形式にしてテーブルのクロスはすべて黒 に統一。これがまた迫力あること!その各テーブルの上に磨きぬかれた食器、グラス、生花をあしらえ、大きな円 形燭台が置かれて蝋燭に灯が燈り始まると荘厳な雰囲気になる。
会は6時から始まる。着飾った人々が各々テーブルに着席し、朝日放送の西野元アナウンサーが司会を務める。
西野さんは元々私がよく中学生のときに聴いていた『ABCヤングリクエスト』を担当していたアナウンサーである し、以前に出していただいたABCラジオ『毛利千代子 旅のハーモニー』でもお世話になった。私と顔見知りであ る。ちなみに本日の舞台監督は朝日放送の福田局長である。テレビの局長を舞台監督に使われるとはさすがに 統紀子先生だ。
コシノヒロコさんの乾杯の音頭で食事が出る。
前菜の2品、フォアグラのテリーヌ、貝柱の海老すりおろし挟み蒸しが出るが
フォアグラのときにはバケットを出してもらいたかったし、ワインも欲しかった。クリームたっぷりのフォアグラはテリ
ーヌというよりクレームドゥブレ風のピュレであるからバケットなしでは辛いものがある。それにそれを食前酒の白 ワインのカシス割りで食するのも甘すぎて気持ち悪かった。ソーテーヌのワインなら話は別ではあるが。
乾杯のときのシャンパンを残しておけばよかったと竹山とヒソヒソ・・・。
給仕の人たちは必死に動いている。供給が追いつかない、無理も無かろうと大らかな自分を褒めてやった。
さあ、前菜が出たところでここでいったん食事がストップして芸能大会となる。
出演の順番は内田裕也氏・加藤ヒロユキ・高橋キヨシ氏・深緑夏代先生である。
内田氏はカラオケを大音量でかけて歌いだす。難聴になるのではないかと思われるくらい大きな音。この後に私は
歌わねばならない。これには参った。露骨に耳をふさぐわけにはいかないし、さりとてこのまま聴いていたら次に歌 えない。さて、どうする?仕方ないので片耳に指を1本入れてしばらくふさぎ、また片耳に1本。交互に動作している うちに歌は終わった。あの年になってもロックを歌い続ける内田裕也氏、色々な意味も含めて尊敬に値する。
さて、いよいよ私の歌の番である。正直、内田裕也氏の後で歌うのは勇気がいる。それでも私は平然を装ってステ
ージに立ち統紀子先生にあつ〜いエールのスピーチを送り、『コンテパルティロ』を歌った。
ピアノは釋恵一さんである。彼は大ベテランのピアニスト。たった2回の合わせしかしなかったがさすがである。
私は渾身の力を振り絞って歌った。結果は成功。だと思う。これでほっと一息ついて酒が飲めるぞ〜と竹山と喜
ぶ。面白い趣向が凝らされたパーティはその後、9時半までつづく。
終わってからハイアットの一番上にあるバーで2次会である。
藤本義一先生、内田裕也氏、奈良の作曲家N氏[ちあきなおみの喝采の作曲家]、西野さん、福田局長、釋さんた
ちのテーブルに私は座った。
なんだかぎこちなかった。しかし、内田裕也氏、先にあちらから挨拶してくださった。よく観察していると気が短いの
がよくわかるがとても神経質でシャイな人みたいであるし、繊細だ。それを隠すかのように大胆に振舞っているよう にもみえる。人間味がある人だとも思う。いままでのイメージが払拭された。好印象を持つ。
それに反して、奈良の作曲家N氏はいただけない。喝采なんて送れない人だ。まず、傲慢である。挨拶してもどこ
吹く風。義一先生や福田局長にはへいこらしているくせに私たちはほとんど無視。そりゃ大作曲家かもしれないが あんな人格では奈良の知事選で落ちるわけか・・・。人間性がよく出てわかりやすい人でもあるが、今後、別にかか わることもないだろうから私も知らん顔を決めていた。
すべてが終わり、家に着いたのが12時半を回っていた。
友人の新聞記者H君に「酒を飲みすぎ!このコーナーを見ていたらどんな生活しているかよくわかるよ」と戒めら
れ、別の人からは半分呆れ顔で「食べ物のことしか書いてないね。まるで飢えたケダモノ!」と言われてしまったそ りゃ、たしかに自分でも読み返してみてこんなによく食べているな〜と感心するくらい食べ物にこだわっているのが よくわかる。でも、私の人生、食べるだけが生きがいでして花より団子、色よりグルメ!と人生を謳歌しておりま す。また、これが私に残された最後の趣味かもしれません。ストレスの解消かも!
でも、ストレス解消といってもおかしなことに私は全く賭け事をしない。パチンコ・マージャン・競馬・・・いままで一度
だってやったことが無い。宝くじを買うのさえ好きではない。なぜだろう???やっぱり今の自分の立場はよい意味 でも悪い意味でも一か八かの賭けみたいなものだからだろうか。無意識にほかの賭け事を避けているような気が している。
さて、今日はお昼に竹山社長と仕事の打ち合わせに行き、お昼はリーガロイヤルの地下にあるうどん屋『今井』で
穴子焼き入りかぶらおろしあんかけうどんを食べる。これは2月だけの特別季節メニューであるが、絶品である。 まず熱々のあんを蓮華で一掬いしていただくと口の中にどこかで食べたあの懐かしくおいしい味が拡がる。そう、こ れは冬の京料理の定番、かぶら蒸しではないか!あとでお話を聞くとやはりかぶらに卵白をあわせて作っておら れるそうな!なんだか心までぐっと温かくなったような気がした。竹山は汗をかきかき鍋焼きうどんを食べていた。 彼女曰く、ここのうどん寄せ鍋はまた値打ちがあるそうだ。楽しみである。
夜は後援会会長の片本邦さんの小学生時代の同級生のY氏・S氏が私においしい河豚を食べさせてあげると言っ
てくださり、甲子園の『童』というお店でご相伴にあずかった。このお店、すごい!河豚では前に大阪歯科医師会専 務理事の太田先生に尼崎の『丸福』というお店に連れて行ってもらって感動したのを覚えているが、丸福とは違っ た感動がこの店にはあった。まず、河豚の新鮮さである。てっさから始まる。大皿に分厚いてっさが敷き詰めてあ り青々とした芽葱がこれまた山積み。クルクルと葱をてっさで巻いてポン酢にさっとつけて食する。すかさずヒレ酒 を口に湿らせる・・・。続いてなんとやまほど生キモが出てきた。出してもらったことを書いていいものだろうか?と 小池百合子によく似た美人女将に尋ねたところ諾をいただいたので続けることにする。河豚のキモはかわはぎの キモにもよく似た色合いで、それよりもずっと大ぶりである。これの美味い食べ方は太田先生より伝授されている。 まず、てっさにキモをのせる。そしてその上に細い葱を2本ほど。クルリと巻いてポン酢をチョン、そしてパクリ!口 の中に広がる甘く芳醇なキモの香り、五感をまさしくしびれさすようなその味わいの深さ。てっさに絡みつくように
噛めば噛むほど感動は拡がって行く。そしてまたすかさずヒレ酒。う〜ん、なんと至福のときだろうか。自然と笑み
がこぼれてくる。そして涙腺が緩んでくる・・・。すばらしい舞台を観たときのような感動によく似ている。
つづいて白子焼きとあら焼きが出てくる。これももう何も言わない。そしてから揚げ・・・鍋・・・雑炊とつづく。
この童では養殖の河豚を使うから値段がとてもお手ごろなところが魅力!ぜひ皆様にご紹介したいお店の一つで
ある。
ちなみに太田先生に連れて行っていただいた丸福はすべて天然を使う。先生は鍋を食べずにてっさばかりを
おかわりなさる。それで最後に雑炊。これでほんとうにお腹が一杯になる。白子酒も山ほど。ここは私の稼ぎでは
行けないお店である。
今日もなんだか食べ物のことばかり書いてしまったようだ・・・。
今日は毎日放送ラジオ『加藤ヒロユキ 音楽のソムリエ』の放送日。しかも生である。今回は事前の収録がオペレ
ッタの準備で精神的に落ち着かないから生でやらせてくれとディレクターの山田さんにお願いして、その願いを聞き 入れてもらっての実現である。ゲストは尼崎市市長の白井文さんである。放送局には7時に入り、打ち合わせがは じまる。今日は特にラジオの階にテレビでよく見るタレントが来ていた。松村邦洋氏などテレビで見るより背が低く、 太っている。愛嬌のある太り方,歩き方もなんかとってもユーモラスだ。
番組が始まる5分前にスタジオに入る。不思議と今夜はリラックスしている。ゲストのコーナーでは白井さんと楽しく
話が出来た。彼女とは数年前にあるホテルのワインパーティで知り合いになり、それ以来の付き合いである。
よく市長になられる前にはうちでパーティなんかして一緒に遊んだものだ。二人とも河豚が大好きで、河豚パーティ
なんか開いたりした。だから今夜のカトヒロバーでは白井さんにてっさとヒレ酒をお出しした。彼女はオンエア中ヒレ 酒をチビリチビリ・・・。さすが、酒豪の誉れ高き白井市長!しかし、トークの時間が短いような気がした。もっと話が したかったが、なんでもあと少し残しておくのがコツ!とよく祖父が言っていたのを思い出す。。
番組は無事終了してから白井さんと島之内の居酒屋『ながほり』に行く。白井さんはもちろん始めてではあった
が、ご主人の中村さんは白井さんのことをテレビで観て知っていた。やはり美人市長、どこでも人の気を惹く。
さすがに明けて今日は少し疲れが出ている。しかし、お昼前に私の友人のY氏の奥様にホテル・ニューオータニの
トレダー・ヴィックスでシャンパンランチをご馳走になる。モエ・シャンドンをグラスで三杯ほどいただき、ビュッフェ スタイルで前菜を中心にたんといただいた。気の置けない友人と楽しくおしゃべりしながらお昼からのシャンパンは やっぱりいいですね。
夕刻にはM先生が河豚をご馳走してあげるということでお言葉に甘える。ほんとうに私は食べ物に弱いし節操が無
い!
河豚は梅田のマルビル2Fにある鍋料理専門店『桂』という店でいただいた。以前からここに河豚を食べさせる店
があったことは承知していたがなかなか行く機会がなかった。本来はしゃぶしゃぶでも有名な店らしい。
とても美味かった。出てくる前菜がうまく工夫されており、とくに私の最後の晩餐に食べさせてもらいたいと日ごろ
から断言しているてっさがとてもいい味を出していた。薄すぎず、厚すぎず、コロアイが妙にいい!いっしょにいた だいたヒレ酒とよくマッチすること!最後の雑炊まで美味しくいただけた。
さて、帰ってきてからまた少し疲れが出てベッドで休む。はっと目が覚めれば夜中の3時半。再び寝ようかと迷った
があつ〜いほうじ茶が飲みたくなり起きることにした。
今の私の興味は『青山二郎』にある。ご存じの方も少なくなかろうが、彼は明治・大正・昭和を生きた粋人である。
彼自身「俺は日本の文化を生きているのだ」という口癖があったそうだ。その通り、骨董の天才的目利き、美術評 論家、本の装丁家であり、昭和初期に若き小林秀雄、川上徹太郎、永井龍男、中原中也らの文学的交流の中心 的存在であった。しかし、彼は生涯職業人であったことはなく、すべてが日本文化を生きるための余技であったら しい。いわゆる高等遊民である。白州正子さんの書いた『いまなぜ 青山二郎 なのか』というエッセイが私のお 気に入りであり、あと今から10年前に買っていた別冊・太陽の『青山二郎の眼』というのも座右の書のひとつであ る。[実はこの本、写真はすべて飯田安国さんが担当。飯田さんは私がはじめて光文社『BRIO』に出していただ いたとき、京都の御茶屋さんでの写真を撮ってくださった大御所のカメラマン]
青山二郎を題材になにか脚本・ドラマができないものかいま思案中である。彼は今の日本にはいなくなった天然記
念物的人物である。
いま併読している本は船曳建夫『日本人論 再考』 と竹村公太郎『日本文明の謎を解く』である。どちらも紀
伊国屋書店の店頭で衝動買いした本である。『小説 吉田学校』も読破してしまった。ほんとうに本屋に行ったら まとめて本が買いたくなってしまう。CDショップでもまとめて1ヶ月に30枚以上は買っているのだし・・・これ以上買 っていったらそれでも狭い部屋がよけいに狭くなる。グルメ本や雑誌も手当たり次第に買っています・・・。
今日はご存知、『天国と地獄』の公演日だった。この日、一日のために私は3ヶ月も稽古に時間を費やしてきたの
である。まあ、私としては60点ぎりぎりでなんとか合格かな?
問題点は衣装の頭につける角であった。ゲネと段取りが違っていたのである。角の材質が強くなって頭にかぶる
帽子がずれてきて歌に影響が出た。と思っていたが見ている観客には全く分からなかったそうだ。
まあいいか、終わったことだし・・・。でもやっぱりオペラは面白いな。贅沢なものだ。
出演前に楽屋に尼崎市長の白井文さんがご挨拶に来てくださった。颯爽と凛々しく、おまけに美人な彼女、
2月9日の私のラジオ番組にゲスト出演してくださいます。乞う、ご期待!
公演が終わると多くの皆さんから結構なものをたくさんいただいた。個別にもお礼を申しますが、ひとまずここでも
謝謝!
終わってから福島6の角にある私の行きつけの店、ビストロ『ヨコオ』で食事をする。あらかじめ横尾さんに遅くなる
ことを言ってなかったが、ロデレールのシャンパンとボルドーの赤を用意して待っていてくれました。
牡蠣の燻製、魚介のテリーヌがよく冷えたシャンパンにマッチして、公演の後の疲れもどこ吹く風。
赤座海老のうにのせオーブン焼きはまこと香ばしく、トロ〜リとどこか懐かしい口当たり。
シャロン産の鴨のソテー[バルサミコソース]にはやはりボルドーの赤が名捕手のように鴨の美味さを捕らえてくれ
た。
自宅に戻ってNHKのポワロ劇場を観ながらうつらうつら・・・知らぬ間に眠りに落ちて行った。
昨日はお昼の12時からアルカイックホールに行き、最後のゲネプロであった。いちばん神経が費やされるときで
あった。オケが入って衣装をつけ、メイクをして照明にも当たってまさしくお客のいない本番である。
正直言って気分はよい。なぜならいつも正面にいるスタッフ・演出家・出演者の顔が全く見えないからである。
自分ではノビノビやれたと思っている。本番はもっと楽しんでやろうと思っている。駄目出しがあってアルカイックを
後にしたのが10時過ぎ。こんな時間ではどこの店も開いていない。考えた末、福島の阪神ホテル近くにある
『SAKURAYA』に行く。ここは深夜までやっている割烹居酒屋で、安価で創作料理を得意としている。ただ、主人
らしき人の顔の見えない店で、オーナー制なのかもしれない。スタッフ全員の年齢も若い。しかし、彼らの愛想もよ く店内にはジャズが心地良く流れている。ここで天然ぶり・明石たこのぶつ切り・剣先いかの造り、トロ牛タンの石 焼、半分レタスチャーハンなどを芋焼酎富の宝山のお湯割と一緒にいただく。今夜はまた一段とよく冷えて、私の 神経は峻立したアルプスの鷹、身体は干潟のムツゴロウのようだからそのアンバランスによりアルコールの廻りも 早いようだ。
本番はいよいよ明日。今日はめずらしくお昼近くまでぐっすり眠ってお昼はすぐ裏にあるイタリアン『VINIVINI』
牛タンのトマト煮込みパスタを大盛りで食べた。ここはあまから手帖の「続・うまい店100選」 に載っている。別に
本を見て行った訳ではないが、出来た当初からのご贔屓である。ただお昼によく行く店なので夜にはほとんど行か ない。いちど夜にモンタルチーノでもゆっくり楽しみに行きたいものだ。
夜はいつもの『あやむや』に独りで行く。すると、竹山社長から電話がかかり一緒に食事することにした。彼女を待
って40分。串は容赦なく私の前に出される。だんだんお腹が一杯になってくる。やっと彼女が来たところで赤ワイ ンで乾杯!するとまもなく、大阪リーガロイヤルの名物ソムリエ岡さんがやってきた。我々の隣の席に座って私もよ く知っている仲だからいろいろ話に花が咲いた。
今週行った店で面白かったのは神戸・三宮にある鶏鍋の店『新月』である。深夜1時までやっているので遅くなって
もゆっくりと食べることが出来る。ここの出汁は女性なら大喜びしそうなコラーゲンの素がふんだんに使われてい る。化学調味料を全く使っていないという触込み通り、とてもあっさりとしてそれでいてコクもある。柚胡椒と岩塩が 決め手!具材は鶏はもちろん美味いが意外だったのがギョウザである。このギョウザ、高菜と鶏のミンチが入って いる。これがまたなんとも言えない美味さ!
今日はオペレッタの最後の通し稽古である。尼崎のアルカイック・オクトホールに5時に行く。
とても緊張した。おかげで最初のアリアは歌詞を昔のとまちがえて歌ってしまった。こんなこともあるのかと
自分でも驚きである。しかし、話がすすむにつれてリラックスして乗ってきた。本日でだいたい全体像が見えてきた
けれど、勝負はこの1週間にかかっていると思う。いまさら・・・と思われる方がおられるかもしれないがこれから細 部をもっと創っていくのである。最後の仕上げ、鑢かけである。
駄目だしが終わると時計は10時前。途中、桂あやめさんと雑談したりしてラジオにゲストに来ていただけたら面白
いかな〜なんて考えたりもした。
何も食べずにこれから独りで食事。どこにいこうか?そうだ昨日は肉だったので今夜は魚にしよう。ということです
ぐに尼崎の駅から島之内の居酒屋『ながほり』の大将に電話を入れる。
店に着くと11時前であった。私はここのお刺身が大好き。本当に美味いと思う。新地の高級すし屋なんて顔負
け!すべて天然。そしてご自慢の御殿場のわさび。今夜はひらめ・トロよこわ・しめさば・あおりいか・たこ・鯛を出し てくれた。このしめさばがまた美味いこと!ねっとり肉厚、濃厚である。ほんとうにこんなさばはめったに食べられな い。ご主人の中村さん曰く、最近では1本1万円のさばを仕入れてしまったそうだ。さばもこうなれば高級魚ですな。
そういえば先週、ミナミの割烹料理『作一』に連れて行ってもらった。この日は私がいまだかつて食べたことのない
食材を食する体験ができた。まず、熊。これは石川県産のツキノワグマで、勘違いして冬眠から出てきたものが仕 留められたそうだ(かわいそ〜)。この熊のロースを味噌煮込みにして出された。はじめはどんなものかと恐々箸を つけたが、食してみればこれまた美味。ちょうどくじらと牛すじの煮込みのようであった。そのあと、これも初体験、 きじの塩焼きを食べた。これまた最高!ぱりぱりしてこんなに美味い鳥料理も珍しい。熊・きじどちらとも臭みが全 く感じられないのが不思議だった。食材のよさと職人の腕なんだな〜と感動してしまう。
話は『ながほり』に戻るが、お刺身の後、ひない鳥という地鶏のもも肉の塩焼きを食べた。これがまた先週食べた
きじとよく似ていた。ほどよく脂がのっていてぱりぱりで。だからきじのことを思い出したわけである。
本日は休みなり。久しぶりの休日。ほとんど毎日こんど2月7日におこなわれる喜歌劇[天国と地獄]のリハーサル
で毎日西宮や尼崎に行っているから正直疲れる。なんだか受験勉強の再来みたいである。そしてこれまた団体行 動だから待ち時間が長い。今日は時間があったのでこのページを更新している。下記の内容もすべて今日更新し た。今の時刻は20時前。また竹山尚子が事務所にやってくる。いまから一緒に食事するつもりである。
焼き鳥の『あやむや』に行くつもりだ。我々にとって鳥インフルエンザなんて関係ない。なんでも今日は子羊のつく
ねがあるというから赤ワインだね、今夜は。
最近体重が減ってきている。病気ではなく、体調すこぶるよろし。わざと食する量を減らしているのだ。特にお昼を
麺類だけにしている。効果覿面です。5キロ減ったもの、3ヶ月で。でも、もっとバランスを考えなければ。
さて、昨日は朝の5時まで六本木にいた。それからホテルに帰ってすぐにチェックアウトして東京駅に向かう。
6時発の始発ののぞみに乗った。もちろん昨日から一睡もしていないから車内では死んだように眠っていた。
気付けば京都。ほんの2時間くらいしか眠っていなかったがよく寝た感がする。きっと昨日の魔法のような出来事
が疲れなんてふっ飛ばしてくれたからのかもしれない。
さあ〜今日はたいへんな日である。まずは尼崎の武庫之荘でサンデージャズライブがある。お昼の1時に音あわ
せと言うことで私の専属ピアニスト沢村美香ちゃんが車で迎えに来てくれた。今日は美香ちゃんは私の付き人をし てくれる。本日のピアノはジャズ界の妖精・多田恵美子さんである。実は美香ちゃんも私も彼女のピアノの生徒で す。1時に着けば、もうすでに多田さんのご主人のドラムの中嶋さん、ベースの神田さんも来てくださっている。そし てすぐにざっと本日のリハーサル。
サンデーライブはアロージャズのご好意でリハーサル室を開放してくださり、もっと身近にジャズを皆さんに楽しん
でいただこうと言う趣旨でおこなわれている。本日のお客様は21名。ライブは乗りに乗って無事修了。昨日寝てな い割にはよく歌えました。かえっていつもよりテンションが高かったような気がする。お客様にはこのホームページ の掲示板にも書き込んでくださっている三澤さんや私が存じ上げない方も来てくださった。
考えてみれば21名。最近の私にとっては一番小さなコンサートかもしれない。でも、続けて生きたい。だってお客
様の生の反応がすぐそこでわかるのだから。
ライブが4時半に終わって、尼崎のアルカイックホテルに向かう。今日は尼崎市長の白井文さんを励ます新年会
だ。私は2曲彼女に歌をプレゼントした。ゴッドファーザー愛のテーマとアメイジング・グレイスである。最近私の このゴッドファーザーが受けている。私のこの声によく似合っているという声がチラホロリ。会場は800人もの支援 者に溢れ、白井さんとの軽妙なスピーチもお客さんに受けたようだ。白井さん、がんばって!応援しているから。
本日はよく頑張った!8時過ぎに大阪にもどってすぐに寝ようと思ったが、車で送ってくれた社長の竹山尚子の顔
を見ているうちに次第に食欲が湧いてきた。[べつに彼女が動物や野菜にに似ているとかいう意味ではありません 念のため]
本日発売になった光文社[BRIO]に私が京都を案内しており、違うページの割烹店の紹介記事を彼女が担当して
いる。そう、フードライターだから彼女の顔をみればパブロフの犬よろしく私は唾液が出る仕組みなのかもしれな い。ということで何を食べるかまずは二人で論議!これまた真剣勝負。今日は日曜だから主要な店はお休み。
だったら変化球でいこうと中華に決まった。中華はあまり独りでは行かない。だから今夜はとっておき大阪ヒルトン
ホテルの王朝に行くことにした。ここは週末にはメニューから好きなものを選べるバイキング方式コースがある。 これまた選び方しだいでたいへんお得なコースです。ホテルに着くまえから頭の中でリクエストするメニューは大体 組み立てていた。すると竹山も同じような内容だったのでお互いに意地汚いと笑った。
飲み物:ヴーヴ・クリコのハーフボトル。紹興酒8年ものボトル。これは二合づつ温めてだしてもらう。
前菜:冷製あわび・豚肉薄切りガーリックソース・白菜ときゅうりの甘酢・ふかひれ姿煮込み・ツバメの巣か
にの卵入りスープ・北京ダック[私は4片]・かにの爪揚・芝えびの胡椒炒め・イセエビの黒豆ソース炒め・あ わびとしいたけの炒め物・焼き豚・春巻き・かにチャーハン・あと飲茶少々・・・・なんという食べっぷり。
やはり食べ放題に私たちは弱いようだ。普段のダイエットなんてどこ吹く風。これに竹山はデザートまで食べていた
ような気がする。
いま思い出してメニューを書き出したが、ほんとうによく食べたり!である。それも高いものばかり重点的に選ん
で。私の食事は1年365日のうち340日は外食である。そして家で食べる時は9割が鍋のときである。おかげで慢 性的な高血圧。気をつけねば・・・。偏食なくバランスよく食さねば・・・。とも思ってはおります。はい。
しかし、帰ってからぐっすりよく眠れたこと。よく働き、よく食べた幸せな1日でした。
ゆっくりと眠れた。昼から東京に移り住んでいるY君の歌のレッスンに付き合ってあげる。彼は富山大学を出て本
気でミュージシャンを目指しているから頭が下がる。私の金沢時代からの愛弟子である。頑張ってほしいものだ。
本日は六本木のMISTYでのギターとのライブ。最近、私はギターだけの伴奏で歌うのに填まっている。お客さんも
雑誌記者のAさん、Nさん、電通のSさんと話していて面白い人々が集まってくれた。皆さん帰るときに「ではまた来 月!」と言ってくださったのがとてもうれしかった。ライブも12時前に無事修了。
MISTYのマスターの佐々木さんが一緒に飲みに行きましょう!と店から程近いところにあるEというレストランバー
に連れて行ってくれた。この店は凄い!今年一押しかも・・・。[まだ1ヶ月しかたってないけど・・・]
何が凄いかって?まず入り口に小さな看板一つしか出していない。外から見れば何をやっているのかまったくわか
らない店だし、ビルの脇から地下に降りる形なので一見では入れない。まったく京都のお茶屋さんみたいである。 [いちげんさんおことわりどすぇ〜]
元々は関西出身で、聞けば私が住んでいたほんの近くのレストランでも働いていたという辰巳琢郎似のソムリエマ
スターNさんのこだわりがまた凄い!まず、シャンパンはグラスシャンパンでもKRUG以下は置いていない。
ドヒャ〜
佐々木さんがブルゴーニュが大好きなのでまずはブラインドで赤ワインが出される。正直、私はブラインドが大嫌
いである。なぜなら酔えないから。そして後でどっと酔ってしまうからである。ひとくち、口に含むが「おいしい」としか 感想は出てこない。そして、ピノ・ノワールだな・・・というくらいはわかる。年代は・・・旧そう・・・。後でわかるのだが シャンベルタンの80年であった。ネゴシアンは失念してしまった。
ワインも凄いが、食べ物もこれまたうれしい!まずはイベリコ豚の生ハム。カウンターにドーンとおいてあるリアル
な下腿をそれこそ女性のストッキングをずりおろすような手つきで削り取って出してくれる。また削りだしたとたん、 プ〜ンとカウンター越しに心地良いどんぐりがかった生ハムの香りが漂ってくる。生唾ゴクリ。その重厚でいて香ば しい脂がシャンベルタンとよく合うこと!続いて私が鴨が食べたいなんて言ったものだからNさん奥の調理場に入っ てはりきってなにか作ってくださっている。そして出てきたものは・・・方形の皿の上に塩コショウで焼かれた鴨が一 枚すでに一口大にスライスされている。そしてその上には刻み昆布?のり?ともかくまっくろけになるくらい何かが かけてある。ン?はてこの香り・・・あっ!黒トリフじゃないか。驚きなんのって、ともかくなんと贅沢な逸品であった ろう。食べるのが惜しいというか、怖いというか、トリフを噛み締めるたびにまるでお金をかんでいるような錯覚に陥 った。[ もちろん冗談ですぞ!] ソースは軽く赤ワインで味付け。聞けば15グラムのトリフ丸々1つ刻んでくれたそ うだ。ラッキー!
では、ここでお口直しにシャンパンを!と言って私の大好きなKRUGのビンテージをグラスで出してくださった。
ウ〜ン、唸る美味さ!きめ細かさ、酸のバランスといいやはりシャンパンの女王と思う。[ちなみにシャンパンの王
様はロシア皇帝が愛飲したというルイ・ロデレールかな?]
さて、また今度もブラインドが始まった。出された赤ワインのグラスを丁寧に廻して香りを嗅いでみる。
「おっ!この香りは・・・」なんか知っている。そう、私が大好きなぶどうの香り、メルローの香りだ。バランス的に言
えば味の透明感が強いしまとまっている。野暮ったさはない。きっとサンテ・ミリオンかな・・・などと独り言をいえば 佐々木さんはポムロールと言っている。そうかな?ポムロールはもう少し土臭いし、すこし野卑た感じがする。[もち ろんそれがとてもいいところなのだが]結果ははたしてサンテ・ミリオンのシュバル・ブランであった。年代こそ若く 1997年であったがなんという贅沢!至福のときとはまさしくこのときである。ゆっくりとグラスの中で深呼吸をして ネチネチと呑んでやった。
そして最後の腹おさえはふきのとうのリゾットである。これまた春の息吹!昔よく行った信州のスキー場を思い出
す。
やがて佐々木さんは薄目を開けてゆっくりと葉巻を吹かしだした。私も葉巻に一時凝っていたことがあるが、いま
は喉を守るために吸わない。しかし、佐々木さんがトイレに行ってる間にちょっとだけ拝借・・・。
この苦味・・・いいね〜。
麻布の夜はしだいに更けてゆき気付けば朝の5時になっていた。
今日から東京に仕事に来ている。西麻布のCLIMATの仕事である。ピアノの弾き語り、ここはワインバー。
東京に転勤になったJTBのK氏が美女2人連れてあぞびに来てくれた。いやー嬉しいものです。彼はフットワークの
軽い関西人・企画人。私を世に出してやろうと一生懸命頑張ってくれている。やはり持つべきものは友ですな。
仕事が終わってから久しぶりに東京の友人に会う。六本木は夜の街、深夜2時でも開いている店は計り知れな
い。前々から目をつけていたイタリアントラットリアに入り、前菜の的矢の生牡蠣を5つほどよく冷やしたソアベと一 緒に食べた。心地良い牡蠣の甘さとソアベの酸味、冷た〜い感触がお口いっぱいに拡がり仕事の緊張感をほぐし てくれた。
今日はお昼の12時に大阪のとある料亭に新年会という名目でお呼びいただいた。会の発起人は奈良の三輪そう
めんで有名な山本さんご夫妻。そして会長はその料亭のご主人薩摩さんである。本日は朝から小雪がちらつきお 酒にはうってつけの日である。山本さんが持参なされたデラモットのシャンパンのマグナムからはじまって京都の カニ料理で有名な「わくでん」さんの青竹の冷酒、いま注目のボルドー産の赤ワインなどさまざま飲ませていただ いた。食事やお酒もすばらしかったが、それ以上に会に参加されていた人がまたすばらしい。京都仏教協会の会 長のA氏・関西在住の作家夫人K氏・国立民族博物館教授のI氏・万葉の研究家で奈良教育大学の今年4月から 教授になられるU氏・茶道の研究で有名なK氏などなど・・・。自然と会話に熱が入る。気がつけばすっかりお昼か ら酔って良い気分であった。 今日は大阪も雪がちらついて、やっと冬らしい気候になってきている。お昼過ぎに尼崎までこんどの歌劇【天国 と 地獄】の衣装合わせに行った。私の役、プルートは地獄の大王であるが、いまは姿を羊飼いに変えて地上に降り、 美しい人妻に横恋慕しており、ついには彼女の命を奪って地獄へ連れて行くという極悪非道なことをユーモラスに またかっこよくするキャラクターである。 そんな私のいでたちはというと黒い革のパンツにハードなコート、ブーツに中折れ帽である。 我ながら姿見を見て妙な感心をしていた。かっこいいなと思ったのだ。もし疑われるのなら舞台をご覧あれ! 正直、毎日、毎晩のリハーサル練習はきつい!何がきついかといえばアンサンブルである。 自分だけよくてもだめなんですなこれが・・・。 でも演出家の井原さんはもっときついだろうし、いらいらしているはずである(気の毒に眉間に縦皺がだんだんと濃 くなってきている)。きっとほかの出演者だってそうだろう。 むしょうに甘いものが食べたくなるのは身体が疲れているからかもしれない。 心と身体のバランスを保ちうまくケアしてやらねば・・・。 昨日大阪の新春歌舞伎を観に行った。中村翫雀さんが出ていたので楽屋見舞いに。いや〜歌舞伎役者のタフさ にはいつも脱帽である。 そこで、彼に「その秘訣は?」と尋ねたところ「よく食べて、よく呑むことやで!」と上手くなった大阪弁で答えてくれ ました。なるほど翫雀さん、いつもべろべろに酔っておられますもの・・・。 祇園の夜、よくあちこちでお会いしましたな〜。そうやって心と身体のバランスを保っておられたのですね。 今夜は大阪福島区の焼き鳥『あやむや』に友人と二人で行く。ここはさすが・・・。有名人が多く訪れる訳も良くわか る。住まいから近いので、オペレッタの練習で遅くなったときは独りでぶらりと訪れている。マイブームの店である。 オーストラリアのメルローの赤と脂ののった香ばしい子羊の炭火焼がよくマッチしていた。 帰るとき、小雪がちらついていた。 |
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